SSブログ

青山繁晴 ザボイス・アンカーと桜[討論!]で学ぶ

青山繁晴さんの「ザボイス」・「アンカー」とチャンネル桜[討論!]から政治・経済、国のあり方を学ぶ。文字起こしや関連情報のメモ、まとめなど。

 

【討論!】[桜H26/10/11]<文字起こし+ポイント解説>2【三橋貴明氏】

*話し言葉の臨場感は大切にしたいのですが、同内容の繰り返しなどはまとめ、箇条書きのようにしています。ご了承ください

**話の前後から、一部内容を推測で補っています。(かっこ内)

三橋貴明氏

【三橋氏の発言のまとめ】

最近の日本の政治を見ていると、安倍総理も麻生さん含む周りの人たちも、財政均衡主義というバカバカしいドグマから逃れられていない、ということがよくわかる。

本来は「財政均衡主義」を成立させることが目的ではないのに、それを達成することを目的としていることに問題がある。

私(三橋氏)が絶望しているのは、自民党の若手政治家さん達が悲鳴をあげている。
彼らは懸命に闘っているが、総務会長の二階さん(二階俊博氏)が豪腕を振るって、消費税を反対を押さえ込もうとしている。
谷垣さんの関与は不明だが。

ということで明らかに安倍総理の意思なんですよね(※1)。

安部総理は(消費税増税を)やる気なんです。



私(三橋氏)は、昨年(2013年)、消費税増税(8%)した場合、2014年の4月に国民経済は崖に突き当たるといろんなところで書きました。実際、そのままになっている。

(これらは)経済成長の問題でしょ、要は。

経済成長とはGDPの拡大ですよ。

GDPは3つの面がある。生産、支出、消費(※2)。全滅状態になっている。

例えば、消費ね。支出で一番大きいのは消費。6割が消費だから。

mituhashi.png
※グラフが斜めになっているのは、三橋さんがまっすぐ出してくれなかったから(´;ω;`)

・14年3月にかなり伸びた後、4月から急激な落ち込み。
・未だに回復をしていない。対前年比でマイナスを続けている。

これはなぜなのか。天気のせいとかふざけたことを言うわけですよ。

確かに旅行(観光)や外食は天気のせいということはあるでしょう。でも、今、減っているのはマンション・家電・自動車。高額商品が売れていない。単に、消費税が上がって負担が大きくなったから買っていないだけ。

よりマズイのが実質賃金。
mituhashi2.png

・安倍第二次政権が始まったころからだいたいマイナスが続いていた
・2014年4月に急激に下がった。
・4月以降の実質賃金は、1年前と比べて3%減少している
・消費税増税前も減少していたが、消費税増税によって物価が強制的に上げられたため、実質賃金はかなり減った。

一番最悪なのが、生産。(先ほど藤井氏が説明した)
これね、ほんとまずいことになっています。

8月の鉱工業生産指数が9月30日に発表されたんですが、のけぞったんですよ。なぜなら、

・生産が減っている(これは予想していた)

・出荷が減っている(これも予想済み)

・在庫が増えている・・・これはとんでもないこと!

データ:鉱工業指数(鉱工業生産・出荷・在庫指数、製造工業生産能力・稼働率指数、製造工業生産予測指数)
http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/result/b2010_201408sj.html

自動車メーカーなど工場は減産(生産を減らす)しているが、それでも在庫が積み上がってしまう。
そのぐらい売れていない。

先ほど藤井さんが示した通り、橋本政権の時とまったく同じパターンを描いている。
この後、何が始まるのかというと中・長期的な生産調整。
結果的に雇用が失われて、所得が減少し、消費が悪化する、という悪循環が始まる。

前の増税の時(橋本政権)は、9月ぐらいから在庫の積み上がりがどうにもならない。
11月に橋本政権がギブアップしました。12月に減税という緊急経済対策を決めて、98年2月から、
支給されたが、すでにデフレが始まっており間に合わなかった。

(そのパターンで言えば)そろそろギブアップする時期。

ところが、

※1・・・ここだけでなぜ「自民党若手議員の消費税反対運動の押さえ込み」が安倍首相の意思と言えるのかは不明。この番組以外でこの点に関する説明があったのかもしれない。

※2・・・「3面等価とGDPの定義」では、「生産,分配,支出」という説明。






nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。