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青山繁晴 ザボイス・アンカーと桜[討論!]で学ぶ

青山繁晴さんの「ザボイス」・「アンカー」とチャンネル桜[討論!]から政治・経済、国のあり方を学ぶ。文字起こしや関連情報のメモ、まとめなど。

 

青山繁晴 アンカー 11月5日[動画とポイント解説]

今週も青山繁晴さんが「アンカー(11月5日放送)」で的確な解説をしています!

①赤サンゴ密漁を狙う中国船が小笠原・伊豆諸島周辺に侵入


(0:20~)
海上保安庁によると、赤サンゴを狙った、中国の密漁船と見られる船は、
小笠原諸島周辺で103隻
伊豆諸島周辺で102隻
が確認されたという事です。

小笠原諸島には、現在強い台風20号が接近しています。

(中略)

島では、船の係留作業を行なって、台風に備える一方、 中国船が避難して来た場合に備え、警察官が、小学校の通学路で子供たちの登校を見守っています

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正直、この出来事がこの程度の騒ぎにしかならないことに驚きます。 堂々と正真正銘、日本の領海に侵入、それも200隻以上・・・ 意味が分かりません。 これがアメリカで起こった場合、銃撃戦になって、中国船が破壊されたとしても誰も「当然のこと」と思うはず。なぜ、今ぐらいの騒ぎにしかならないのでしょうか。堂々と玄関を破り、泥棒をしているのに!

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(1:40~)
太田国土交通大臣は中国船について、避難目的の入港や乗組員の上陸を認めない方針を示しました

太田昭宏・国土交通大臣
「万一、小笠原諸島に避難してきた場合には、必要に応じ立ち入り検査”を行なって、 上陸しないよう厳重な指導を行うということを基本方針にしたい。」

(中略)

菅官房長官は、きょう小笠原諸島周辺に、多数の中国のものと見られる漁船が密漁していることについて “対処に苦慮” していることを認めました。

菅義偉・官房長官
「海上保安庁では大型巡視船、また航空機を集中的に投入しておりまして、特別態勢をとっており、 水産庁と連携しながら、違法操業などを行う外国船の取り締まり策を厳しく行なってます。 今やりくりして、今を対応してますけども、非常に無理があるということは事実です。」

shima.jpg


― 今、菅官房長官が 「やりくりはしているけれども対応にはちょっと無理があるというのも事実」 というふうに仰ってましたけども、 ちょっと、この 「地図」 をご覧いただくと さらに分かると思うのですが、 これは小笠原諸島の一部を拡大した地図なんですけれども、いろんな島が、本当に たくさん在るのをご覧いただけると思います。

これでも一部です

小笠原諸島で、30以上。伊豆諸島は、100以上あるんですね。
政府は台風でも上陸させないと言ってますけれども、 果たして、こういった島々全部に上陸させないようにするのが、青山さん、果たして可能なのかどうか?

青山繁晴さん:可能なのかどうかという事じゃなくて、当然、上陸させちゃいけません。


―そうですね。

青山繁晴氏:せっかく こうやってスタジオに、赤サンゴも持って来てもらってるんですけど、 このことが大騒ぎになってから、日本のマスメディア、特にテレビは、 赤サンゴがすごい高値なんだということばかり報道されるんですけど、問題の本質はそこにあるんじゃないんですよ。 日本の物で、日本の自然な物、日本人が作った物、いずれも勝手に手に取れば、世界で高く売れる物は、山ほどあるわけです。

問題は、日本の貴重な自然を破壊して、盗んでいく中国の漁船に対して巡視船の数が足りないという表面上のことじゃなくて、 海上保安庁は海上保安庁なりに、法律の範囲内で努力はしていて。

例えば少なくとも5隻以上は捕まえて、船長の逮捕もしている。 日本の現在の法律を含めた体制では、罰金、これは、担保金という名前なんですけど、罰金を払ったら、船も返してもらえるし、船長も釈放されるんですよ。


担保金、実質は罰金ですけど、それは最大で400万円ぐらいなんですよね。

400万円というと 「大変なお金だ」 と誰でも思いますけれども、そこはサンゴの値段が関係あって、サンゴは合わせれば何千万円もしたりすることがあるから、その船にとっては、400万円を払っても、何度も繰り返す船が現われてる訳です。


世界の常識、あるいは国際法の常識だと、これは当然、そんな表面的な取り締まりじゃなくて、拿捕といいまして、要するに船を押さえてしまって、 船長の身柄を返したり、あるいは罰金を払ったら、他の乗組員も返したりする事はあっても、船そのものは没収するんですよ。


船を取られちゃったら、もう二度と出られないじゃないですか。


これを散々日本は北方領土でソ連にやられて来て、立場変わると、船はそのままお返ししますと。


400万円という大金ではあっても、罰金を払ったら 同じ 船長が同じ船で来れるとなったら、 完全に舐められてるから、だから小笠原諸島から伊豆諸島にまで上がって来てるんですよ。


台風がどうのこうのという話だけじゃなくて、 そんなことを言ったら、日本のどこでも何でもやれるということに、なりかかっている訳です。

そのことが問題なので、船の「数」 とか、サンゴの「値段」 というようなことに問題をすり替えるようなメディアの報道姿勢も問題だと思うし、政府も、そこを国民に問いかけないと。


なぜ日本だけが、国際法の常識通りに、こういう外国による 不当なこと」を取り締まれないのかと。


一度戦争に負けたら そうなるのか?という事を、みんなで考える大事な機会なんですよ。

―青山さん。 これは、上陸させる・させない以前に、外国船が、ここに居られること自体がおかしいですよね


青山繁晴さん:ええ。

今回も 最初 は、排他的経済水域を主にウロウロしてたんですけど、 今は領海の中に、勝手に踏み込んでいて、例えば日本の報道でも、国際法によって無害通航と言いまして、領海であっても排他的経済水域であっても、普通の船(民間の船)が、通行するのは自由だというようなところを捕らまえて、報道してる例もあるんですよ。

それはしかし違っていて、あからさまに網を横に吊るして、そして目の前で平然と漁をしてきた例もあって、 しかも合計1日に200隻を超えてるようなことを、中国政府が関与してないなんてあり得ないんですよ。 中国には自由が無いのですから。
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したがって中国政府の黙認があるからこそ、ここに大量の船がやって来てるのであって、海上保安庁の勢力が こちらに取られたら、尖閣諸島の辺は、当然今までの警備は難しくなり、何よりも尖閣諸島だけじゃなくて、日本は、もう日本の海のどこでもどこの島でも、佐渡島だろうが淡路島だろうが、中国がやりたいと思ったら、何でも出来るという状況を、彼らが中国政府と一緒になって作ろうとしてると。


そのことは、僕が言わなくても、視聴者・国民は感づいている訳ですよ。

それなのにメディアも政府も、安倍政権といえども 「取り上げない」 ということが、日本の最大の問題なのです。
今こそ、目を覚ますときが来てると思います。






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