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青山繁晴 ザボイス・アンカーと桜[討論!]で学ぶ

青山繁晴さんの「ザボイス」・「アンカー」とチャンネル桜[討論!]から政治・経済、国のあり方を学ぶ。文字起こしや関連情報のメモ、まとめなど。

 

青山繁晴10月29日アンカー5/ 北朝鮮が最も警戒しているものは・・・ [水曜アンカー・ニュースDEズバリ]

●気になるのは『日本の世論』

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―北朝鮮の尻尾、1つめ。気になるのは『日本の世論』。

青山繁晴:もっぱら気にしてるのは、実は安倍さんの考え方だけじゃないっていう。それよりも、このスタジオにいる僕を含めた普通の日本国民、あるいはこのカメラの向こうにいらっしゃる、ね、近畿圏では2000万人の、普通の日本国民が何を考えてるかを、ずーっと気にしてるっていう本音がここに出てるんですよ。

というのはですね、皆さん思い出していただくと、12年前の2002年9月17日に、時の総理小泉さんが、訪朝されて、その時にほんとは何が起きたかというと、5人帰したんじゃないんですよね。

曽我ひとみさんをはじめとする5人を、いったん日本に仮帰国させて、家族に会ったら、犯人のもとへ連れ戻すって約束を、小泉さんはしたんですよ、本当は。


僕は日本国民に対する裏切りだと思ってますが、その時官房副長官として安倍さん行ってましたから、安倍さんにも責任の一端があります。

それがあったらですね、5人を家族に仮に会わせるだけで日本が援助する話にもなってたわけですよ。具体的に言うと、要するに、お金を渡すに等しい密約が行われていて、それにやがて安倍さんは反対もし、当時官邸にいた中山恭子さんも反対していったんですが、安倍さんや中山恭子さんの力でできたんじゃなくてですね。

誰が安倍さんや中山恭子さんのお尻も引っぱたいたかというと、まさしくテレビをご覧になってる皆さん、このスタジオにいるADの方もね、メイクさんも含めた、みんな普通の日本国民が怒ったわけですよ

どうしてたった5人だけなんだと。横田めぐみさんや、有本恵子さんは、どうしたんだと。100人超えるかもしれない人はどうしたんだと。みんな怒ったから、とてもじゃないけど、北朝鮮にもう一回帰すことなんかできなくなり、そして、お金を払うことももちろんできなくなり、核やミサイルの開発問題もあるけれど、制裁まで科して、北朝鮮は、小泉さんが強いと思ったから、要するに独裁的な総理大臣だと思ったから、それと密約したのに、日本にはもっと強い者がいる

それは何かというと、北朝鮮には存在してない、世論だっていうことが分かったと。だからずーっと実は安倍さんよりも、安倍さんの後ろにいる私たち国民に対して、北朝鮮は、工作を仕掛けてるってことを、考えなきゃいけないんですよ。そうすると、尻尾の2つめ、これです。






●北朝鮮が仕掛けた罠―映像からわかること

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青山繁晴:何て書いてあるかというと、僕は朝鮮語読めませんけど、これ英語でもわざわざ書いてあって、世界のメディアに伝わるように。IMMIGRATION BUREAU OF THE DPRKって書いてあるんです。

DPRKって朝鮮民主主義人民共和国ですよね。で、これは、">出入国管理局です。これどういうことですか。つまり、北朝鮮が、何をこれで工作したいかというと、これです。

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―尻尾、2つめ。拉致ではなく、日本人が出入国していると、話を『すり替える』

青山繁晴:はい。したがって、北朝鮮が事件として拉致事件をやったんじゃなくて、日本人が自分で望んで北朝鮮に入ったんだよと。で、今回その議論してるのも、北朝鮮の普通の出入国の手続きをして、それ帰すんだから、北朝鮮はちっとも悪くないって話を、これ、もう実は工作始めてるわけですよね。

ここで重大なことが、それで分かるのはですね、12年前に金正日総書記は「拉致事件やりました」と事件としてやったってことは事実上認めたんですね。


しかも、国家の国家機関の人間がやったと認めて、それもう処罰したと。

これ嘘なんですけど。

違う件で横領か何かで処罰された人を、まさしくでっち上げで、押し付けてるんですが

そう言っちゃった、政府認定の拉致被害者の方々については、これすなわち、非常に難しい状況にあるってことが実はこの看板で、その尻尾で、分かるわけですよね。さらに次です。はい、出して下さい。
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拉致交渉のトップは、現在も12年前も、秘密警察ナンバー2

青山繁晴:実はですね、今回徐大河さんが、秘密警察ナンバー2なのに顔を晒した、わけですけれど、実は12年前、2002年9月の日朝首脳会談の時にですね、小泉さんが日本の総理として初めて北朝鮮へ行って、北朝鮮の独裁者と会談することを、セットしたのは日本側は、当時外務省の高官だった田中均さんっていう人です。


で、僕は外務省担当記者の時からよく知ってます。で、この人が、こういうふうに(柳京の名前を)言わずにですね、ミスターXと自分は信頼関係を作ったんだと。ミスターXを通じて、何と、日朝首脳会談が初めてできることになったと、ってことさんざん言ってたんですよ。

これ正体は、柳京(リュ・ギョン)さんと言ってですね、当時の、徐大河さんと全く同じなんですよ。だから北朝鮮の側は、拉致事件については12年前も、この秘密警察のナンバー2が仕切ってたっていうのが、特別調査委員会とかの話じゃなくて、ずっと変わってないってことですよね。変わってないのに、今回だけ姿を現したってのは、北朝鮮は本音として、何が言いたいかというと、これです。

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―尻尾の3つめ。父の代とは違う

青山繁晴:はい。つまり、金正恩さんは、お父さんの金正日さんと違って、拉致事件が盛んに行わた頃は生まれてないか、まだ幼児ですから、自分は関係ないんで、場合によっては、日本の出方によっては、こうやって妥協できますよってことをですね、匂わせようとしてるんですね。

で、これらを全部通じて、今回非常にはっきりしてきたのは、北朝鮮のど真ん中の本音はどこにあるのかというと、それは、これです。【続】





北朝鮮の本当の狙いとは・・・?
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